ほんとうに精神的にも肉体的にも、すっかり消耗してしまいました。
二年もかかって買い止めていた1971Plymouth Hemi Cudaの製作が完了しました。(製作工程そのものに二年要したわけではありません。)
事の発端は、TVドラマ"Nash Bridges"に影響されてしまって、ご多聞に違わずですが。でも、そもそもキットのスライドマークのナンバープレートはNash Bridges仕様ですからね。
しかしながら、まったくもって模型というモノは"人生"を教えてくれますね。
初回(一年前の夏でしたが、)ボディ仕上げ塗装の最後に、雨が被りました。
雨が降ったのはわずか5分にも満たない極小な時間だったのですが、そこに意味はないですね。
乾き切っていない塗装表面には雨滴の跡がスタンプされ、ポリッシュすれば修繕できるかと思いましたが、結局駄目でやり直しとなりました。
その日一日で、雨が降ったのは、そのときだけでしたからね。雨の降り出しが、もう30分程も遅ければ殆ど影響を受けなかった筈なのですが。
アリえない事が、当たり前の如く始終起こるのが模型製作の工程というものなのですね(-_-;)。
それでさえも、ケチのつけはじめでしかなかったですね。
TAMIYAにはクロームイエローという単色があったのですが、わざわざイエローにクリアイエローを重ねるといった手法を取った為、部分部分で何度も色のくいちがいが生じてしまいました。そのせいで結局ボディだけで20回以上の塗り直しとなりましたが.....。
放り投げたくなるのは間中ですが、解決策はただひとつです。
あきらめず、へこたれず、前へ進め、そしてやり遂げるー。
でも、それこそが"完成に至る道"であることは疑うべくもありません。
(私如きのウデでそれを語るのも、おこがましいかも知れませんが....。)
忍耐という旅路の果てに、わずかながら虹を見ることが叶う.....。そんな感じです。
Revellは、基本的にTAMIYAあたりなら別パーツとして設定するところを一体成形のモールドで仕上げています。
が、そのモールドはなかなか見事な出来で感心します。ただ、やはり塗りの仕分けでは苦労しますね。
設計思想としては、TAMIYAの方が親切に感じます。
メッキパーツも一体成形思想が仇となり、パーツ構成分すべてのメッキを剥がす"気を失いかねない作業"が派生しました。
進行する程、どんどん作業量が多くなっていくRevellは万人向けとは言い難いです。
例えば、Revellの解説書通り黒色を塗ってアナとするということなど絶対にしたくないこと。(もちろん全部ドリルを使い本当のアナ及びスリットを開けました。)
それはともかくとしても、"イメージ戦略"ってポジション大きいですね。
単にカッコのイイクルマはヤマ程も存在しますけれど、多分なケースは"ドラマにシンクロ"して欲しくなるワケですから。
(モノが模型の話でまことに恐縮ですが....。)
そして最後に心地よく完成品を眺めつつ(ドラマを思い出して)復唱するのです。
ーCudaの規則 : 飲食禁止ー