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紡ぐ

庭の花壇に、百合が咲きました。

 

例年、これまで開花する頃は、23度の強風にあおられ軸が根本から折れて地面に向かってお辞儀をするように花を咲かせる悲惨さでした。

つぼみも一本に3つほどしかつかず三本で9つくらいが、力無げに開花するという印象でした。正直そういうものかと思っていました...

 

ところが今年は、20の花を咲かせました。

この変化には、理由があります。

 

百合の丈を支える軸を糸で絡めて、吊り上げ倒れないように補強したのです。

手間的には大したことではないのですが、それだけのことでビックリするほど、花々は生育を遂げました。

 

丈は、それまでの1.5倍ほども長く成長し、倍の数以上もつぼみをつけました。結果、写真のように見事に咲き誇ってみせました。

 

思ったのは、"人の成長"も同様なことが十分に起こりうるのではないだろうかということです。

"わずかな支え、救いの手"を差し伸べるだけで、人も驚くほど異なる成長を遂げるのではないでしょうか?

教育に携わる関係諸氏の皆様方、わずかながらも留めてみて下されば幸いです。

 

来年からは当たり前のことと改め、これら花々の生育をアシストするつもりです。