
再びスペクタクル路線に修正し直したALIEN4。
ある意味では、盛り込み過ぎた内容に整理がつかず、主題が見極められず、作品としては中途半端感が払拭しえなかったのではないでしょうか?
ALIEN独自の色合いが、ないがしろにされている様な気もしますが、ただのSF娯楽作品として観賞するなら悪くない出来ともいえるかも知れません?
リプリーは、前作3から200年後にクローンの設定で蘇りますが、あらためて、リプリー中尉が亡くなったのを再認識しどこか寂しい限りですね。
それに200年も経過している割には、環境科学もそれ程発展していない様な未来構図に甘さを感じてしまいます。
水中を泳ぐALIENは、ちょっと新鮮ですが形状を多少変えても特徴を持たせた方が良かったのでは、ALIEN3のドッグ・エイリアンみたいな感じで、フィッシュ・エイリアンとかで?
その分、新生ALIENの方にDesign力が廻ってしまったのかも知れませんが、それとても目玉というところまでいかなかったような?
個人的には、新生ALIENも嫌いではないのですが、可哀想な結末でいささか痛ましいけれども。いずれにしろ彼に罪を咎める気にはなれませんね?
ところどころ雰囲気的に古くはDUNE<砂の惑星>、最近では<RIDDICK>風に暗くグロテスクにコンセプト・アートが多少凝っている気はするのですが、このてのDesign手法は、好みがハッキリ分かれやすいパターンですね。しかし、H.R.GIGERの暗く気味は悪いが清冽にして精緻な、ある種独特な美しささえ醸し出してしまうHighなDesignとはちょっと違和感を感じます。ウラハラに安易なセットも目立ちますが。<確かにH.R.GIGERのレベルに合わせるのは、並大抵ではないとは思いますが、最初のALIENは立派に両立させていました。>
私のALIENシリーズここまでの評価順は、ALIEN > ALIEN2 > ALIEN3 > ALIEN4と公開順通りですが、あなたの順番はいかがですか?
さて、次はALIEN5に期待ですが、リドリー・スコット監督以外では興味はないですね。それをトリとしてシリーズを締めくくれるだけの大作を観たいものですね。<STAR WARS EPISODE3に負けないくらいに!>
もちろん、主演はリプリー中尉としてのシガニー・ウィーバー以外に考えられないのは当然です!
果たして!!
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1998年度作品 ★★★ [最高は★五つ]
監督 JEAN-PIERRE-JUNET 配給 20世紀FOX