新年明けまして、おめでとうございます。皆様が"健やかなる一年"になりますように!
「神々の山嶺」をAmazon Prime Videoにて鑑賞しました。
「時の支配者」しか観た事のない"フランス制作のアニメ映画"らしいですが、一気見してしまいました。原作は、夢枕獏氏と谷口ジロー氏の両名。セザール賞アニメーション映画賞受賞作品。
フランスらしく詩的ですが、ベタな作画にはしかしながら、アニメーションの"本質"が存在するのでしょう。(日本のアニメは、光や影の扱い、CGなどを駆使して技術的には世界の先端を行くのは間違いないでしょうが、最近はいささか「虚飾華美」を感じてしまう作品もあります。)
「成功」か「失敗」かという無謀ともいえる命懸けの挑戦は、そのまま「生」か「死」かに直結します。さりとて「成功」の先にあるものが「死」であったりもする過酷さには言葉を失いますね。
パートナーのザイルを切れるかという究極の命題も、それを迷うことなく肯定する羽生ですが、最後の登頂において同行したカメラマンの深町を相手に、羽生が出した行動の答えが"正答"なものであることを信じたいと思います。
制作者たちの情熱の集結ゆえでしょう。ダレがなく濃密濃厚な1時間34分でした。登場人物たちが日本人という事も共感しやすかったのもポイントでしょうか。日本語声優人達も流石でした。
久々「映画を観たなぁ~。」という感じでした...。2度見してしまいましたよ!!